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【参考資料】

コミュニケーションに関する考え方
  総務省 IoT新時代の未来づくり検討委員会 人づくりWG・障害者SWGでの講演資料
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絵カード教材作成の工夫に関する考察〜正解はひとつではない〜
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スライド「iPadを使ったコミュニケーション」
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iOSをスイッチで使う設定いろいろ
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指伝話メモリ
  指伝話メモリ 1-2-3!シリーズ
    初めてのカード作り編、Keynoteでカードを作ろう編、神経衰弱を作ろう編、
  表示を変えて使おう編、アプリを呼び出そう編
  https://www.yubidenwa.jp/man/

スイッチコントロール
  指伝話を使いながら覚える iOS スイッチコントロール 1-2-3!
    基礎編、レシピ編
  https://www.yubidenwa.jp/switch/


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【コミュニケーション支援機器について】

パソコン、iPad、視線入力、スイッチ、透明文字盤、口文字。音声言語で会話ができない方との意思の疎通のために、いろいろな道具や方法が考えられています。

でも、道具を使うことが目的ではありません。このことを忘れてはいけません。支援というと、とかく、機器の選定や技術の評価、ハンダづけや工作に走ってしまいがちです。目的は、コミュニケーションです。

また、音声言語で話しをすることだけがコミュニケーションではありません。気持ちを伝え合うこと、共有することがコミュニケーションです。

五十音表から文字を選択して自分の言いたいことを相手に伝える、それだけが意思伝達ということではありません。部屋に奥さんが入ってきた時に電気をつける。「お前がくると明るくなるなぁ」と言いたい行動かもしれません。電球を紫色に変えるのは、何か満たされない気持ちを感じて欲しいサインかもしれません。飛び上がって喜びたい気持ちを表すために電球をパーティーモードに切り替えているのかもしれません。いまのスマート家電の電球を使えば、そんな意思表示だってできます。

そして、ことばを伝えられるようになったからといって、心を開いて何もかも話すべきということはないことは心にとめておきたいことです。言いたいことが言えるのが自由なのではなく、言えるけど言わないという選択肢もあることが自由なのです。意思伝達装置があるから何でも話してくれるはずだ、と決めつけてはいけませんね。

コミュニケーション機器は「それを買えばペラペラおしゃべりをして意思疎通が簡単にできるようになるという魔法の杖」ではありません。あなたと話しをしたい、気持ちを重ねたい、その思いを実現するためのきっかけとしてお使いください。機械ではなく機会です。